<お悩み&ご質問>

私は幼い頃からとても内気で、初対面の人と仲良くなるのに時間がかかります。社交的で明るくて誰とでもすぐに仲良くなれる人を見ると、自分と比べて落ち込んでしまいます。

内気な自分を好きになれなくて、もっと社交的になりたいと自分なりにずっと努力してきましたが、なかなかうまくいきません。努力すればするほど苦しくなります。

この先、どのように生きていけばよいでしょうか?

<回答>

内気な性格の自分を好きになれず、社交的な性格になろうと今まで頑張ってきたのですね。

本来の自分の性格が内気なのに、社交的な性格に変えようとするのは「ありのままの自分」を否定していることになります。

そのため、表面上は社交的にふるまうことができても、内面では苦しいと感じたり、疲れてしまうと思います。

 

一般的には、明るくて社交的でコミュニケーション能力の高い「外向的な人」のほうが社会では評価されやすいかもしれません。

でも、実際には「内向的な人」にもたくさんのプラスの面があります。

たとえば、内向的な人は以下のような特徴があります。

・思慮深い

・感受性が豊か

・集中力がある

・一人の時間を楽しめる

・人の話を聴くのが得意

あなたの周りにいる人を思い浮かべてみてください。

落ち着いていて、話をじっくり聴いてくれて、思慮深くて、口数は少ないけれど話してみると面白い。そんな人はいませんか?

自分では気づいていないかもしれませんが、あなた自身にも内向的だからこその魅力があるはずです。

 

一方で、内向的な人は繊細で刺激に敏感なため、人間関係では疲れやすいという側面もあります。

それを知っておいてください。初対面の人とはすぐに仲良くならなくてもいいのです!

すぐに距離を縮められなくても、「自分には少し時間が必要なのだ」と考えて、自分を許してあげてください。

パーティーや人が多く集まる場所に行くと苦痛を感じるのなら、特別な事情がない限り、そういう場所には行かないほうがいいでしょう。

 

社会には、内向的な人も外向的な人も、両方必要です。

どちらも必要だし、どちらもOKなんです。

外向的な人ばかりでも、内向的な人ばかりでも、社会は成り立ちません。

(外向型、内向型の両方の性質を持ち合わせた「両向型」の人もたくさんいます。)

 

また、基本的には内向的、外向的といった生まれ持った性格は一生変わりません。

それなのに、「内向的な自分はダメだ、劣っている」と感じてしまうと、生きるのが苦しくなってしまいます。

どうせ変えられないのなら、そのままの自分にOKを出してあげたほうが楽に生きられますよね。(*^_^*)

 

あなたは、内気なあなたのままで大丈夫なんです。

ほんとうは、今のあなたのままで十分に魅力的なんです。

まずは内向的な自分を認めて、受け入れてあげてください。

そのうえで、自分に必要なコミュニケーションスキルを身に着けていきましょう。(*^_^*)

 

カウンセリング&セラピー クレッセント

心理カウンセラー 高田 奈津子

 

※ お悩みとご質問の文字数に限りがあるため、回答がご質問者の意に沿わない場合もあります。あらかじめご了承ください。

また、こちらからの回答は絶対的な「正解」ではありません。一つの意見として参考にしていただけたら幸いです。

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