世の中はせっかくのお盆休みなのに、残念ながら全国的にお天気はよくないようですね。
札幌も今週いっぱいは雨や曇りのぐずついた天気になりそうです。涼しいのはありがたいんですけどね。。
さて今日は、「自分には価値がない」と感じてしまう人に向けて書いてみたいと思います。カウンセリングを受けられる方のなかにも、そういう方は多くいらっしゃいます。
「自分には価値がない」は思い込み
「自分には価値がない」と思ってしまうのは、とても苦しいことですよね。
でも、安心してください。それは真実ではありません!
大人になる過程で親や学校、社会からさまざまなメッセージを受け取り、その結果「自分はこのままでは価値がない」という誤った思い込みを持ってしまっただけなんです。
あなたは赤ちゃんのとき、自分の存在価値を疑うこともしなかったはずです。
赤ちゃんは自分はひとりでは何にもできないし、食べることも下のお世話もしてもらっているけれど、「自分は家族に迷惑をかけてばかり。。人としてまったく価値のない役立たずだ。生まれてきてごめんなさい!」なんて思わないですよね。(^_^;)
自分に価値がないと感じるのは、あなたのせいではない
あなたは子どもの頃に親や先生などから否定的なメッセージをたくさん受け取ってしまい、「このままの自分では足りていない」「ありのままの自分ではダメなんだ」と思い込んでしまったのではないでしょうか。
できていることは当然とみなし、できていないことに注目して叱る。長い間、日本の家庭や学校ではこうした教育が主流でした。
そんな教育を受けていたら、ありのままの自分に自信が持てなくなるのは当たり前ですよね。
つまり、自分には価値がないと感じてしまうのは、あなた自身のせいではないということです。自分を責めないでくださいね!
「自分には価値がある」と感じられるようになるために
では、「自分には価値がない」という誤った思い込みを外していくにはどうすればよいでしょうか。
それはやはり、自分で自分を認めていくしかないと思います。
自分に価値を認められない人は、常に自分にダメ出しをしていることが多いです。親や学校からダメ出しばかりされていた人は、自分にもしてしまうんです。
だったら、逆のことをすればいいわけです。自分自身のいいところ、できているところ、素敵なところを探してほめまくるといいです。
どんな小さなことでもいいんです。今日は遅刻せずに職場や学校に行けた、とか。ご飯を残さず全部食べられた、とか。誰かに笑顔であいさつできた、とか。
自分のいいところ、できているところを見つけたら、「よくやったね!」「すごい!」「よく頑張ったね!」「今日の笑顔、素敵だよ!」など、自分をとことんほめてあげてください。自分自身に「いいね!」ボタンをいっぱい押してあげるイメージです。(笑)
そして、自分が失敗したり、できなかったときは寛容な気持ちで許してあげること!
自分を責める代わりに「ま、いっか」「大丈夫!そんな時もあるさ」「次、がんばろう!」「ドンマイ!」こんな言葉をかけて自分自身をフォローしてあげましょう。(^^)親友を励ますときのように、自分を温かく励ましてあげてください。
いい年してバカみたい、と思うかもしれませんが、自分には価値がないという思い込みを手放したい方はだまされたと思ってやってみてください。じわじわ効いてきますよ!
自分に価値がないと感じている人は、自信のなさを補うために他人に自分の価値を認めてもらおうとします。でも、SNSの「いいね!」ボタンをたくさんの人に押してもらったところで、心が満たされるのはほんの一瞬です。
本当の意味で自分の価値を認められるようになると、他人からの承認を得る必要がなくなります。自分を分かってほしい、認めてほしい、という思いはいつの間にか小さくなって、他人からの評価に揺らがない本物の自信が手に入ります。
そんな自分になりたいと思う人は、毎日せっせと自分をほめてあげてくださいね♪
心理カウンセラー 高田奈津子