「価値がない」からいじめられるのではない

前編からの続きです。

もちろん、いじめられる人もその人に「価値がない」からいじめられるのではありません。

しかし、他人から攻撃されたり否定されることが続くと、その人自身がもともと持っている「ありのままの自分には価値がない、愛されない」という怖れがどんどん大きくなり、揺るぎない信念に変わっていくことがあります。

そうすると自分をまったく愛せなくなり、無気力になっていきます。うつ状態になることもあります。いじめられる側の人も大きな怖れに支配されるようになり、力を失っていくのです。

その結果、「自分なんて生きている価値がない」「自分なんて存在しないほうがいい」などと考えるようになることも多いです。

このような心の変化は、自分でも気づかないうちに急激に起こります。だから怖いのです。

いじめられる側の人が力を失っていくと、さらにいじめが酷くなっていきます。相手が弱体化すればするほど、攻撃しやすくなるからです。

もし、いじめられていると感じたら

このような悪循環に陥らないためにも、いじめは絶対に許容してはいけません。嫌なことを我慢して受け入れても、良い方向には進んでいきません。

自分でNOと言えない場合は、身近にいる信頼できる人に相談してみてください。

環境を変えることも一つの方法です。もっと自分にふさわしい、居心地のよい場所を自分自身で選択してもいいんです。

いじめられるのは、あなたが悪いからでもないし、あなたに価値がないからでもありません。

いじめを許容していると自分の中の怖れがどんどん大きくなっていき、いつの間にか自分の力が奪われていくので要注意です。

いじめも、パワハラなどのハラスメントも、早い段階でNO!という意思表示をしましょう。

そして、自分自身に力を取り戻すために、自分が好きなこと、楽しいと感じること、心地よいと感じることを何でもいいのでやってみましょう。

好きなドラマやアニメを観たり、散歩をして外の空気を吸ったり、心安らぐ音楽を聴いたり、好きなデザートを食べたり。。

ペットと遊んだり、かわいい動物の動画を観るのもいいですね。疲れていたら横になって体を休めるのもいいです。

どんな小さなことでも構わないので、今すぐにできることからやってみましょう。

いじめを根本から解決する方法

現代社会では、いじめを完全になくすことはとても難しいことかもしれません。

しかし、一人一人が自己肯定感を高めて、ありのままの自分を愛せるようになれば、いじめは起こらなくなるでしょう。

自分はこのままで価値がある、ありのままの自分で愛される、と感じている人は、怖れを誰かに投影したり、攻撃や支配によって誰かの力を奪う必要もないからです。

また、自己肯定感が高い人は、たとえ誰かに否定されたり攻撃されたとしてもダメージを最小限に抑えられます。

「あの人は自分自身のことが好きじゃないんだな。怖れをいっぱい持っているんだな。ジタバタして大変そうだな。。」と感じるくらいで済むかもしれません。

そうなると、もはや「いじめ」にはならなくなります。攻撃される側が苦痛を感じたときに、はじめて「いじめ」という構図が成り立つからです。

相手がいくら悪意をもって攻撃してきたとしても、攻撃される側が本当の意味でダメージを受けなければ攻撃は長く続きません。

攻撃する人は、相手を無力化し、弱体化させることによってパワーを得ているからです。相手がダメージを受けないとパワーを得ることができないので、攻撃しても意味がないのです。

自己肯定感を上げるための方法は、書籍もたくさん出ています。インターネット上にもたくさんヒントが載っています。

もし自分のお子さんがいじめられている場合は、お子さんのケアももちろん大事ですが、親御さん自身の自己肯定感を上げることを意識してください。

親の自己肯定感が高ければ、子どもも自然とそうなっていくからです。

いじめている人を非難するのは簡単です。しかし、それでは根本的な解決にはなりません。

一人一人のこころの中が満たされていれば、いじめは起きません。

まずは気づいた人から、自分自身のこころを満たして平和にしていきましょう。

カウンセリング&セラピー クレッセント
心理カウンセラー 高田奈津子

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